勝新太郎さんと中村玉緒さんの長男で俳優の鴈龍(がんりゅう)さんが亡くなりました.
まだ55歳という早すぎる死でした.
鴈龍さんが亡くなった原因や,鴈龍さん自身が世間への露出が少くなっている事から,人物像も含めて調べてみました.
鴈龍の死因は?自殺の可能性は?
亡くなったのは11月1日で,原因は「急性心不全」とされています.
元々大きな病気もなかったところから不思議ではありますね.
こうなると自殺の可能性も考えてしまいますが,自殺や事件性はないそうです.
ただ亡くなってから遺体の発見までに数日を要した,いわゆる「孤独死」だったと見られます.
ちなみに父親である勝新太郎さんは1997年6月に下咽頭癌((かいんとうがん)で亡くなりました.
「心不全」とは病名そのものではなく,心臓の動きが悪くなっている状態を表す言葉です.
高血圧などの心臓に関係するさまざまな疾患(心筋梗塞,狭心症,弁膜症,不整脈など)や体調の変化によって心臓の機能が低下した結果、心不全に至るとされています。
心臓の働きが急激に低下したものを「急性心不全」とされます.
鴈龍さんは最近では体重が100kgを超えていたこともあり,心臓に負担がかかった生活を送っていたのかも知れません.
孤独死という悲しい結末ですが自殺という最悪な亡くなり方ではなかったようです.
鴈龍 本名は鴈龍太郎?奥村雄大?
鴈龍さんは勝新太郎さんと中村玉緒との間に生まれました.
サラブレットだったところから周囲からはかなり期待されたようです.
本名は「奥村 雄大(オクムラ タケヒロ)」といい,「鴈龍太郎(ガン リュウタロウ)」という名を芸名にしていましたが,今は鴈龍(ガンリュウ)と改名しています.
故・勝新太郎さん
(NEWSポストセブンから引用(共同通信社)
中村玉緒さん
NEWSポストセブンから引用(共同通信社)
鴈龍 過去の事件とは?
鴈龍さんは人が亡くなる事故…というより事件に関わっています.
1988年12月26日,広島県の里撮影所で行われた奥村 雄大名義で出演した「座頭市」の撮影において,立ち回りの場面で斬られ役の俳優に誤って重傷を負わせてしまったのです.
その後,俳優が死亡したことから撮影現場関係者らと共に業務上過失致死罪の疑いで事情聴取を受けています.
奥村さんの使用した日本刀が撮影用の模擬刀等ではなく真剣であり,それで首を斬りつけていたことが判明したしました.
『座頭市』はお蔵入りされることもなく公開されたが,奥村さんは謹慎生活を送ることとなりました.
真剣が紛れていたことについては,迫力を出すためにスタッフが勝手に真剣を用意していたようです.
奥村さんは真剣であることを知らなかったとして裁判でもその主張が認められました.
また別の事件としては,芸能界デビュー前の1982年に,元女優である姉の奥村真 粧美とともに大麻密売で逮捕されいます.
その2年後に大麻取締法違反で再び逮捕されています.
父親の勝新太郎さんも1990年にハワイで薬物所持で逮捕され,翌年にも日本で麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で逮捕されています.
鴈龍の晩年
鴈龍さんは父・勝新太郎さんの告別式で「父の名を辱めないよう,精一杯やらせていただきます」と宣言したものの,俳優としても活躍することはなく,母親である中村玉緒さんが各テレビ局に頭を下げて挨拶回りをしていたそうですが,大きな役につくこともなまったようです.
2017年に舞台を務めていましたが,その後鴈龍さんは公の場から退場してしまいました.
亡くなる直前まで何をしていたのかは,周囲の親しい人も知らなかったといいます.
最近では母・中村玉緒さんとも疎遠になっており,あまり会うこともなかったようです.
ネットでのコメント
・息子に先立たれてしまうって,特に長男というのはいつからか頼りに思う部分も出来たりしこそすれ,先に死んでしまうなんて思いもしないもの.母親はどんなに辛いだろう.お悔やみ申し上げます…
・残念です.ご冥福をお祈りいたします.
・しかし何でもかんでも孤独死って名前付けないで欲しい.見つかるのがたまたま遅かっただけで,普通に亡くなられているのにね.孤独死って言い方は,なんか死を冒涜しているようで嫌な響きだ.
・かなり肥ってらしたので循環器系の疾患で急死というのも不思議ではない,年齢的にも気をつけないといけない年齢だし,気温が安定しない時期的な要素もある
Yahooニュースから引用
鴈龍 孤独死 死因は?自殺?過去の事件とはまとめ
鴈龍さんの突然の死.
あまりにも早すぎる死.
父母が偉大な家庭に生まれ育った者にしかわからない苦悩もあったと思いますが,10代の頃に違法薬物の密売での逮捕や撮影中に真剣と輪知らずに切られ役の俳優さんを切って死亡させたり.
もう我々凡人には想像がつかないほどの人生を歩んで来られたんですね,
どうか安らかにお眠りください.
最後までお読みいただきましてありがとうございました.
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