僧侶として,そしてタレントとしても活躍していた織田無道さん.
1990年代にはテレビのバラエティ,ドラマ,そして映画にとことごとく出演されていました.
一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった織田さんですが,お金に絡むようなトラブルもあり次第に姿を見せなくなりました.
ここに来て近況についての報道が出ました.
末期がんとの闘病も語っています.
織田無道の現在
1990年代の活躍
一時は織田無道さんを見ない日は無いくらいにテレビに出まくっていました.
本物の僧侶でしたし,その言動が破天荒なことからも異彩を放っていて,各方面から引く手あまたの状態だったようです.
1990年初頭のミステリーサークルや人面魚・人面犬.
1990年代後半には「ノストラダムスの大予言」で人類が滅亡するかもと大きな話題となり「オカルトブーム」が巻き起こりました.
織田さんは水晶で霊視が出来る僧侶としてテレビで様々な霊視を行っていました.
その風貌は「本物」と「胡散臭い」が同居していて,見ている側も半分信じて半分信じない様子で見ていましたが,かなり魅力的に映りました.
織田信長の子孫と名乗っていたような記憶があります.
当時は織田さんのキャラクターが好きでよく見ていたのですが,「坊さんってかっこいいなー」って思っていました.
そんな織田さんの現在は…
余命1年の末期がん
織田さんは日刊ゲンダイでこう語っています.
余命1年。それどころか今日、明日死んでも不思議はない』と言われたのが2年前の6月でした。実は私、がんなんです。それも直腸、大腸、胃、腎臓、肝臓、肺と全身ががんだらけ。肺なんて25カ所目の転移ですからね。ステージ4? そんなもの、とっくに突き抜けてますよ
日刊ゲンダイより引用
こう語り声高らかに笑ったのですが,声のハリや痩せて見える外見は単に加齢からのものではないとの印象を受けたとのことです.
やはりがんを患ってしまうと,治療が大変ですよね.
治すためとはいえ,多くの薬を使って体力も落ちてしまいます.
右膝に異変を感じてかかりつけ医に診せにいったものの,その時にはがんの診断はなかったとのこと.
しかしその後も体の不調が続いたため,大学病院で診察を受けたところ「末期がん」であることが判明しました.
どんな薬も治療法も「もう手遅れ」と断言されるほど,本当に末期の手のつけられない状態にあったようです.
その後もがん専門の病院などにも診せたものの,そこも診断は同じでした.
「余命は1年」
末期がんと闘う決意
そこまで「もう手遅れ」と言われたことが逆に良かったと思うようになり,自分がやりたい治療法をいろいろ試して絶対に克服してやると決心したとのことです.
こういう所が持ち前の「破天荒ぶり」なんでしょうね.
それ以降は,がんに効くと言うものは片っ端から試したとのことです.
漢方、サプリ、ワクチン、免疫療法などあらゆる民間療法から1本2万円もするドリンクや,果ては「超能力者のセミナー」にまで参加して,総額で3000万円くらいつぎ込んだようです.
いろいろ試してみた結果,この手のものには「詐欺」も多いので,気をつけたほうが良いと警鐘を鳴らしています.
詐欺にあっても大騒ぎしないところもさすがと言うべきでしょうか.
結果的には「良さそうな」薬に出会えて,今は試している最中.
効果があったら世に公開するとのことです.
織田無道は「水晶除霊」でカウンタックを所有
織田無道さんは,僧侶でありながらタレント活動をしていたのは既出の通りですが,「僧侶」の部分ではなかなかの人物です.
創建1200年の歴史を誇る神奈川県厚木市の円光寺・第49代住職でした.
歴史あるお寺さんなので,相当多くの檀家さんも抱えていたと思われます.
そんなお坊さんがテレビに出て水晶を使って「霊視」や「除霊」を行い,バラエティ番組からも声がかかるようになりました.
煩悩の塊のような振る舞いをして豪快さを全面に出していましたが,檀家さんの胸の内はどうだったんでしょうね.
中でも有名なエピソードが「カウンタック」を所有していたことでしょうか.
真紅のランボルギーニ・カウンタック・ウォルター・ウルフという車種.
ウォルター・ウルフとはカナダの石油王でF1のチームも持っていました.
「ウルフ・カウンタック」は3台しか生産されていない貴重な車種です.
またこの車は映画「蘇る金狼」(松田優作主演)にも貸し出されたそうです.
派手なことが好きなお坊さんです.
織田無道のお金にまつわるトラブル
織田無道さんは順風満帆だった90年代を過ごしましたが,2000年代に入ると金銭トラブルに見舞われます.
2002年9月11日には,宗教法人の乗っ取りを図って虚偽の登記を行った公正証書原本不実記載・同行使の容疑で逮捕されてしまいました.
無実を主張したものの,懲役2年6か月・執行猶予4年の有罪判決を受けることになります.
このことについては
「検察や裁判官との見解の相違。今でも無罪を確信しています」と語っています.
その後にもトラブルが発生しています.
石川県にある豊星寺(旧・ユートピア加賀の郷の観音院加賀寺)の住職に就任して,従業員と給与不払いなどのトラブルを起こしたと報じられています.
2014年頃の情報では,いくつかの寺の住職を務める傍ら,エビの養殖ビジネスも手がけていたようです.
今回の取材ではこの部分については触れられていないようですね.
織田無道の現在についてのネットの反応
◆余命宣告は、街の占い師的だから、当たらないのはあたりまえだ。だから、小田さんの場合、これもなんの根拠ないけど、70台までは大丈夫だと思う。高須さんの場合と同じであると同時に、誰も皆未来はわからないのだ。ただ、癌と言われたから、やはり動揺して、やはり良い対処を探し求めるのは、自然の成り行きであると思う。余命宣告を禁止して欲しい所以でもあるが、悲しいけど、あくまでもいち医師の私見としての宣告ならいいと思う時もある。
◆最初テレビに出だしたころは 迫力のあるユニークなお坊さんに見えてたし人生相談もしてたけどだんだん 仏道から外れてきたようだ。お金が、入りキャバクラとかで、道を誤ったか?最後の方は あの疑惑の銃弾の三浦和義とタッグ1時期組んでたけど、その後世間から消えてたけど、久々に顔だしましたね。今はまた仏道にお戻りなさった表情だ。あとの余生は悔いなきようお過ごしください。
◆織田さんは以前TVで「自分がいつ死ぬのかは解っている」と言ってた
一生懸命治療に励んでいるということは「そうではない」ということなのでしょうね
「大震災の起きる日も時間も解っている」とも言ってた
ま、信じていたわけではありませんけど
カウンタックに乗っていた日のようにまた元気でTVに出られると良いですね
◆織田無道だいぶ前に亡くなったとTVで報道されていたように記憶しているけど、生きていたのか。
かつての生気溌剌な姿は見る影もなく、別人のようになってしまってる。
ただ、TV出演時にはない朗らかな笑顔を見せているように思えた。
闘病生活で彼なりに生き方について学んだのかもしれない。
彼なりの人生を全うすることを願う。
◆セカンドオピニオンもサードオピニオン・・もトップクラスの専門医に余命1年と宣告され医療のがん治療を一切やめたことが良かったのかもしれません。病は気からとかポジティブな心構えが免疫力アップとかよく言われますが病気って不思議。どうしてあの人があんなにすぐ亡くなってしまったのかとか、数値的に効くと思った療法が全く効かないとか、人の命って科学では未知の部分が多いですね。水晶による 霊視は自分のこともわかるのでしょうか。そちらのことについてのコメントをお願いしたいです。
◆私の小学校時代の同級生も僧侶でした。その友人も若くして亡くなりました。仏に仕えていたお坊さんって結構短命な人が多い様です。織田さんがて昔テレビのバラエティ番組に出演していた時に楽しく拝見させていただきました。色々大変だと思いますが、頑張ってください。
Yahooコメントより引用
織田無道の現在のまとめ
織田無道さんが久々に表に出てきた印象ですね.
今は末期がんと闘っていますが,その闘病も破天荒気味ですよね.
多くの人の死を見てきていると思いますが,やはり生への執着も強いものを感じます.
末期がんで余命宣告を受けても,それを覆して生きている方もたくさんいらっしゃいます.
ぜひとも織田さんには頑張っていただきたいですね.
最後までお読みいただきまして,ありがとうございました.
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