3月1日に開催予定の「東京マラソン2020」に縮小検討の声が.
主催する一般財団法人東京マラソン財団がいくつかの選択肢の中から検討していた「一般参加者」の出走を取りやめることを決定しました.
東京マラソン 開催は3月1日
今年の東京マラソンは3月1日(日)に開催予定です.
今年で14回を迎えるんですね.
2017年からコースを変更して,平坦な高速コースとなり記録も期待できる大会です.
今大会のタイムは,招待選手のアフリカ勢を中心にして2時間2分台を記録できるのではと,関係者を始め大きな期待が持たれています.
そして東京オリンピック男子マラソンの残り1枠を争うレースとなり,熾烈な戦いが予想される見ごたえのある大会になると考えられています.
東京マラソン 縮小検討される理由
東京マラソンの縮小が検討されている理由は,感染拡大の一途をたどる「新コロナウイルス」です.
東京マラソンは国内最大規模で参加者数や大会ボランティアをはじめ多くの人が関わります.
もちろん沿道にも多くの観戦者がつめかけますね.
新コロナウィルスは当初「飛沫感染」しかしないと言われていました.
マスク着用はもちろん,そのマスクの取扱やくしゃみをする際の注意点.
また,うがい手・洗いをしっかりやるなどの対応が拡散されていました.
しかし,これだけ世界的に広がりを見せると「市中感染」も考えられるとの意見も出るようになり,もはや外出自体が危険と考える人も増えています.
それゆえに,感染拡大を防ぐ意味で,東京マラソンも大幅に「縮小」しようと考えられているようです.
これまで財団や東京都は新コロナウィルス対策として,希望するランナーにマスクを配ると公表していました.
ところが開催前にして縮小検討がすすみ,ついには恐れていた決断がくだされました.
東京マラソン 縮小検討 一般参加者の出走中止
財団は検討していたうちのひとつ「一般参加者の出走中止」を決定しました.
東京マラソンは招待選手以外は,エントリーして申し込みます.
「チャリティ」「プレミアムメンバー」「都民」「一般」と別れていて,前3カテゴリーは寄付や会費を払っているメンバー,そして東京都居住者に参加資格があり,定員合計が9,000人です.
そして一般エントリーは,フルマラソン26,300人,10キロマラソンが400人となっています.
一般参加者の出走取りやめにより,男女のエリート選手のみ参加の開催になり,200人程度の規模になるとのこと.
毎回,東京マラソンの一般エントリーはかなりの倍率になります.
やっとの思いで当選して,気持ちも盛り上がって来ているランナーは多いですよね.
それがここに来て「出走取りやめ」とか,勘弁してよ!って気持ちになってしまいます.
非情に残念です..
とにかく財団としては,感染拡大を防ぐには,大会縮小をするのが対応としては適切と考えるのも仕方がないのかも知れません.
東京マラソン 縮小検討 世間の反応
■マラソンよりラッシュ時の通勤電車の方が危ないよ。
密室車内に何百人、くしゃみ一つでどれだけウイルス拡散する?
都会で収まるまで計画運休?
出来ないよね。
ドームの野球、イベントもやめる?
映画も劇場も?
■中止は当たり前でしょう。万が一があったら、どうするの。
これに限らず、コンサートやライブなど、人が多数集まるような催しは全部中止です。
野球だって、今年は試合を見合わせるべき。
■今回はしかたないですね。
抽選に当たった方は残念ですが。楽しみにしている友人もいましたが。
オリンピック前の大会ですから感染者が出たら最悪でした。
■大変残念ですが、的確な判断と評価できますね。
国の対応も一つひとつ的確に判断して行かないと、早いペースで被害拡大してしまいそうです。
■知事が判断せず、財団に判断を任せたのは知事の功績だね。知事なら、まだあーだこーだ言って判断下されていないから。マラソン大会自体も取り止めていいと思うが、すほスポンサーなどの絡みで難しいのかね。
あとは沿道での応援も控えるように、自粛要請すべきだね。
■日本には珍しく、思い切った判断をしたな。でも、正しいと思う。何事もなければ、それでいい。一般参加者は残念だろうけど、こればかりは仕方ない。
Yahooニュースより引用
一般参加者の出走取りやめは正解,とする意見が多いですね.
東京マラソン規模のイベントがこのような決断をすれば,その他の中小のイベントも中止などの措置がとりやすいという意見もあります.
参加を予定していたランナーの方々も辛いけど今回はこれが妥当と考えている方も多くいらっしゃいました.
東京マラソン 縮小検討 まとめ
東京マラソンはもはや国際的な大イベントです.
参加予定のランナーやイベントを支える関係者.
大会を見るのを楽しみしている人々.
走れないとなれば落胆するとは思いますが,夏に控える東京オリンピックもありますし,何よりも病気の拡大・蔓延を防ぐためには,この方法も致し方ないのでしょうね.
最後までお読みいただきまして,ありがとうございました.
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