ビール団体 沈没船で乾杯ポスターが不謹慎 謝罪するも真意は?

ビール団体の「沈没船で乾杯」しているポスターが物議を呼んでいます.

沈没船で乾杯?

不謹慎との声も出ていて,団体側は謝罪する事態になりました.

目次

ジャパンブルワーズカップ2020「沈没船で乾杯」ポスターが不謹慎

ビール職人による「ビール審査会」と「ビアフェスティバル」を同時開催するするイベントであるJAPAN BREWERS CUP(JBC:ジャパンブルワーズカップ)

今年で8回目を迎えるビールイベントです.

昨年に引き続き横浜大さん橋ホールで開催されました.(1月24〜26日)

今回,物議を呼んだのがイベントのポスターでした.


JBCオフィシャルフェイスブックより引用

イラストはポップなのですが,沈没しかかっている客船はタイタニック号の最期を連想させるようなデザインです.

今にも沈みそうなのに,船上や海上で老若男女がビールを楽しそうに飲んでいる様子が描かれています.

 

JBCのイベント告知のTwitterでは,

「今回のテーマは《座礁》しかーし!座礁とは言っても登場するビール職人達は愉快そのもの!海に落ちてもなお、楽しそうにビールを飲んでいます(笑)」

とツイートされていました.

 

この構図がよくなかったのでしょうか,「不謹慎だ」という批判が集まってしまいました.

 

「沈没船で乾杯」ポスターで謝罪

JBCは実行委員長・鈴木真也氏名義で謝罪文を出しています.

 

ジャパンブルワーズカップ公式フェイスブック

「海事・海運業界の方から不謹慎とのご指摘を頂きました」

「不快感をお持ちになられた全ての皆様に深くお詫び申し上げます」

また「この件に関しましては当実行委員会の判断でのポスター制作せすので、協賛団体様はじめ、出店者様、会場運営者様、ゲストの皆様は全く関係ございません」と,関係者を気遣う文章も掲載されています.

 

沈没船で乾杯ポスターの真意

では,なぜこのようなデザインのイラストになったのでしょうか?

フェイスブックの謝罪文では,この点にも触れられています.

このポスターは2017年の開催ポスターからのストーリー仕立てになっているとのこと.

乗船(17)→ 出航(18)→ 大海原(19)→ 転覆(20)→ ビール職人が漂着した無人島でビールを造り始める(21)

ということで,今年は「転覆」だったとのことです.

確かにそう聞くと「なるほど〜」とはなりますが,やはり立場が変われば不快に思う人も出てくるわけで,難しいところですね.

今の時代ではやはりNGかと…

イラストではどんな局面でも「ビール造り」は諦めない,前向きなビール職人たちの気質を表したかったのかも知れませんね.

それにしても残念なのは,イベントそのものが話題にならず,閉会してからポスターが話題になってしまったことですね……

 

沈没船で乾杯ポスターへの世間の反応.

■広報の大失敗…
いいとこ取りしようとしたのだろうけど、そう言われると船や海に関係する方たちのことを考え、一般人としても不愉快になってくる。

■ちょっとまずかったね。いつも感じるが公式になる前に「おかしいと感じる人がいないかな?」と考えられないかな?一人でもいたら立ち止まって考えるんだけどね。一人が独断と偏見で決めてる訳ではないだろうに。

■これは面白い!考えた俺らサイコー!と舞い上がって、作っちゃったのでしょうね。
それにしても、不謹慎だと思うよ。
沈没しないで、そのまま南の無人島に到着させれば良かったのに。

■日本のクルーズ船が一昨年にグアムで事故を起こしていますからね…。
船長「気持ちを落ちつかせる為に飲酒した」

■所謂「それでもビールを離しませんでした」でしょ。
極限状態でも(命より)ビールの方が大事というコミカルな状況。
ビールをアピールするなら方向として間違ってないよ。
別に海事・海運業界の広告ではないわけだし、業界を揶揄・批判するものでもない。
これにクレームをつける心境というのが理解できないのだが。

Yahooニュースより引用

これはダメでしょう!という意見は多いですね.

これは致し方ないかと.

また,肯定はしないけど,そこまで目くじら立てることはないのでは?という意見もありました.

多くの方が言うように,単に無人島に上陸すればよかったのかも知れませんね.

 

まとめ

ジャパンブルワーズカップというイベントは,一般的なオクトーバーフェストとは違い,低価格でたくさんの種類のビールが試せることですね.

ビール好きにはたまらないイベントです.

精魂込めて造るビール職人が多く集まる点でも,ちょっと他とは違ったイベントになっています.

今回のポスターはやっちゃった感はありますが,今後もしっかり運営していただいて,ビールファンを喜ばせていただきたいです!

最後までお読みいただきまして,ありがとうございました.

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